東海林章の想い

中道(相反するすべての統合)


ある歌手は言いました。

「声を聞けば、
 発した人の心の状態が分かる」

ある似顔絵捜査官は言いました。

「顔を書けば、
 書いた人の心の状態が分かる」

ある美容師は言いました。

「髪を触れば、
 触った人の心の状態が分かる」

ある料理人は言いました。

「料理を食べれば、
 作った人の心の状態が分かる」

あるライターは言いました。

「文章を読めば、
 書いた人の心の状態が分かる」



つまり、
真逆だと思っている心と現実(身体)は、
密接に関係しているのです。

これを仏教では、
身心一如(しんじんいちにょ)」と言われています。



その他にも、ラクビーでは、

One for all, All for one
(1人はみんなのために、みんなは1人のために)

という言葉があるように、

一見すると反対に見えたり、
別々に見えるたりするものが、
お互いに影響し合い、密接に繋がっている。

これを「表裏一体」とも言われています。



これは、私のこれまでの人生においてもそうでした。



私は、これまで真逆のことを
たくさん経験してきました。

「田舎」と「都会」
「日本」と「海外」
「公務員」と「ビジネス」
「組織」と「個人」
「スポーツ」と「勉強」
「身体」と「知識」
「動画」と「文章」
「趣味」と「仕事」
「孤独」と「仲間」
「不自由」と「自由」
「恋愛」と「愛」
「ビジネス」と「アート」
「科学」と「宗教」
「貧乏」と「裕福」
「挫折」と「栄光」
「支配」と「依存」
「理性」と「感性」
「過去」と「未来」


このように、色んな相反することを経験して、
気づきました。

片方だけに偏ってはいけない。

どちらも必要ということを。

「良い」とか「悪い」ではなく、
「得意」とか「苦手」ではなく、
「正義」とか「悪」ではなく、
「必要」とか「不必要」ではなく、

二面性で考えるのではなく、多面性で考える。



これを、仏教では、
中道」と言われています。

「中道」とは、極端に偏らず、
しかし均質でも曖昧でもない、
創造的なバランスの道のことです。

つまり、二項対立・二元論・分断を超えた
「第三の地平」へ。



ドイツの哲学者ヘーゲルは、
止揚」という概念を提唱しました。

「止揚」とは、対立するAとBという要素があったとき、
両方の良い部分や本質的な要素を取り出し、
「C」という新しい段階で統合・解決する考え方です。



これは、日本人の「和の精神」とも通じます。

日本人は、外部にあるものを
調和させることが得意な民族でした。

例えば、料理。

・カレー(インド)
・ラーメン(中国)
・肉じゃが(イギリス)

海外「A」の料理を日本人「B」に合うように
調和「C」して、いまの料理ができました。



そうやって、色んな境界線を溶かし、
”高い次元”で1つにしていくことは
可能なのです。

だからこそ、

「対立」ではなく、「調和」を
「分断」ではなく、「統合」を
「争い」ではなく、「共存」を

そんな相反するすべてを統合させていく。


これが、私が目指す道。

・柔道
・剣道
・茶道
・武道
・合気道
・騎士道
・武士道

のような道があるように、
私も、「道」を目指してまいります。

つまり、「中道」への道を目指していく。

この「中道」を成し遂げるために、
“3つの道”を追求します。

3つの”道”


① 誠道


基本思想:儒教思想である「仁・義・礼・智・信」

・世の中に対して、誠実に生きる
・目の前にいる1人と、誠実に接する
・自分の心(魂)の声に、誠実に耳を傾ける



しかし、そこには、
自力だけに偏るのではなく、
自分の弱さや汚さ、無力さを受け入れ、

それでも、どんな絶望的な状況でも、
自分を信じて、道を開く。

と、同時に、相手を信じて、

たくさん他力に頼って、
たくさん助けてもらって、
たくさん迷惑をかけて、

その分以上の礼を尽くして、
恩を返していくこと。

これが、誠道への道です。



② 商人道


基本思想:近江商人の思想である「三方よし」

・世の中のために事業を興す
・1人の大切なお客様のために商品を作る
・自己犠牲にならない価格を付ける



世の中やお客様に貢献し、
自分もちゃんと潤う。

そのために、「理想だけ」を語るのではなく、
地に足をつけたビジネス力を付ける。



ここで言う、ビジネス力とは、

どれくらい稼げるか?という数値的な部分というよりも、

「ご縁のあるお客様と出会うことができるか?」という”発信力

「真に必要な人に正しく商品やサービスを届けられるか?」という”マーティング力

「あなたからまた商品を買いたい」と思ってくれるような”商品力

その総称として、ビジネス力です。


そして、お客様から頂いた大切なお金は、
自分の私欲私心で満たすのではなく、
世の中やお客様のために使っていく。

そのために、品質を上げたサービスを提供し、
世の中やお客様に満足してもらって、
お金をまた受け取る。


つまり、お金は手段のために必要だから受け取る。


ビジネスは、
価値と価値の等価交換だと言われていますが、

私が目指すビジネスは、
等価交換の世界」ではなく「循環の世界」。

これが、商人道への道です。



③ 文章道


基本思想:仏教思想である「求道心」

・3,000年先の後世まで残る文章を書く
・大切な1人の心に届くように文章を書く
・自分の純粋な感情を文章に残す



文章を書くということは、
言葉を操ることであり、

読んだ人の”心”の火を灯すには、
人間の”心”を知ることだと思っています。

つまり、言語(言葉)と非言語(心)の
両方を追求していくこと。

と、同時に、言葉(ビジネス)と心(アート)の
両方を追求していくこと。


ビジネス(科学性)とは、”相手”の感情を動かす力。

アート(宗教性)とは、”自分”の感情を伝える力。

相反する力だと思いますが、共通しているのは、”“。



音楽、芸、漫画、映画、絵、映像、数字など、
それぞれのツールを通じて表現できますが、

私は、ビジネスとアートの両方を
文章“というツールを通じて表現していきたい。


先祖や家族から授かった”章”という名に恥じぬよう、
“文章”の道を追い求めてまいります。

これが、文章道への道です。



中道


・世の中(人類愛)
・大切な人(隣人愛)
・自分(自己愛)

一方だけに偏るのではなく、
相反するすべてを高い次元で統合させていく。


まったく関係がないと思っていた
点と点が繋がった時、「」に変わり、

まったく関係がないと思っていた
線と線が繋がった時、「」に変わり、

まったく関係がないと思っていた
面と面が繋がった時、「立体」に変わるのです。

つまり、物事を「一点」だけで見るのではなく、
立体の「多側面」で見る。



一側面だけを見るから、
1つの答えしか見つけられないのです。

しかし、色んな角度から多角的に見てみると、
悪いと思っていたことが、良いに変わります。

つまり、解釈が変わるということです。



これは、人生でも同じだと思います。

過去も、今も、未来も、すべてが繋がる時、

本当の自分(未見の我)と再会し、
本当の人生シナリオが動き始める。


それに気づいた瞬間、

どんなに辛く苦しい過去があったとしても、

「自分はこのために生まれてきたんだ」
「すべての人生、意味があったんだ」
「すべて導いてくれていたんだ」

そんな光に満ち溢れてきます。

私は、そんな光を見つけるお手伝いを
したいと思っています。



これが、私が目指している
Scenario Lighting(シナリオライティング)
です。


1つのストーリーとして繋がった時、
本当の人生シナリオが動き出す。

そこには、何の隔たりのない
分断しない世界が待っている。



逆に、

「正義」と「悪」
「白」と「黒」
「自分」と「他人」

のような分断をさせるから、

批判・否定・愚痴・悪口・争い・喧嘩・戦争

が起きるのです。

だからこそ、二元論や二項対立、分断といった概念も、

すべてを調和(中道)させた時、

中道の道の先には、「自分さえ良ければ」という閉鎖された世界ではなく、

「1人はみんなのために、みんなは1人のために」

そんなあたたかく、深い関係性で繋がった世界平和が待っていると思います。


そのために、

静けさを感じ、
美しさを感じ、
熱さを感じ、

そして、”いま“の奥行きさを感じ、

誠道を追求し、
商人道を追求し、
文章道を追求し、

そして、”中道“を追求し、

それら全部を「文章」で届けられる商人と文章家を目指してまいります。


いつまでも畏敬の念と感謝の心を忘れずに、
まだまだ未熟者でございますが、
引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。


それでは、ありがとうございました。


東海林 章